あざとは?

あざは、皮膚の色素細胞(メラノサイト)や血管が局所的に増殖または異常をきたし、生まれつきあるいは幼児期に発生する色素斑・血管腫の総称です。 色調や形状により、茶色の茶アザ、青紫色の青アザ、赤色の赤アザに分類されます。
あざはどんな時に疑う?
- 皮膚に境界明瞭な茶褐色の色素斑がある(茶アザ)
- 深部にメラノサイトが存在し、青紫色に見える斑がある(青アザ)
- 真皮血管の増殖による赤い平坦または隆起性の斑がある(赤アザ)
- 徐々に拡大、色調が濃くなる、境界が不均一な場合は要注意
あざの治療は?
<青アザ>:Qスイッチレーザーを3~6ヶ月間隔で数回照射します。
<茶アザ>:短パルスのQスイッチレーザーでテスト照射後、3~4ヶ月間隔で数回照射します。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. あざは何が原因ですか?
A1. 色素細胞や血管増殖など、先天的・後天的な要因によって生じます。
Q2. 青アザは治りますか?
A2. Qスイッチレーザーで色素を破壊し、複数回照射で改善が期待できます。
Q3. 治療期間はどれくらいですか?
A3. 数回のレーザー照射で半年〜1年程度を要することが多いです。
参考文献
- 日本皮膚科学会 『皮膚科Q&A「あざとホクロ」』