いぼとは?

いぼ(疣贅)はヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の角化細胞に感染し増殖してできる良性の隆起病変です。 手や足、顔などにザラついた硬い小結節や黒い点が生じ、痛みやかゆみを伴うことがあります。
いぼはどんな時に疑う?
- 手のひらや足底に硬い小さな隆起ができている
- 中央に黒い小点(微小出血)が認められる
- 数週間~数か月で徐々に増えたり広がったりする
いぼの治療は?
<液体窒素凍結療法>:数秒間冷却し感染細胞を破壊します。通常2~5回の通院が必要です。
<CO₂レーザー療法>:炭酸ガスレーザーで焼灼し、再発リスクを低減します。
<外用サリチル酸製剤>:角質を溶解して徐々に除去します。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. いぼは自然に治りますか?
A1. 小さいものは半年~1年で自然退縮する場合もありますが、増加や痛みがある場合は治療をおすすめします。
Q2. 治療期間はどれくらいですか?
A2. 液体窒素なら2~5回、レーザーなら1~2回で完了することが多いです。
参考文献
- 日本皮膚科学会編『尋常性疣贅診療ガイドライン 2019』