じんましん(蕁麻疹)とは?

蕁麻疹は、皮膚の一過性限局性浮腫(膨疹)と激しい痒みを特徴とする疾患です。 症状は数十分〜24時間以内に消退し、別部位に再出現を繰り返します。
じんましんはどんな時に疑う?
- 突然、皮膚が赤く盛り上がり激しいかゆみがある
- ひとつの膨疹が消えても他部位に生じる
- 24時間以内に自然消退を繰り返す
じんましんの治療は?
<第二世代抗ヒスタミン薬>アレグラ、レボセチリジンなどをまず標準量で投与。
<用量調節・併用療法>効果不十分時は増量し、重症例は注射剤なども検討。
<トリガー除去>冷水シャワー、ストレス管理、原因薬剤の中止などを行います。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. 蕁麻疹は何日続きますか?
A1. 急性蕁麻疹は最長6週間、6週間以上で慢性蕁麻疹と診断されます。
Q2. 治療期間はどれくらいかかりますか?
A2. 症状が落ち着くまで数日〜数週間。慢性例では数ヶ月〜数年かかることもあります。
Q3. メインテナンスはどうすればいいですか?
A3. 抗ヒスタミン薬の継続内服、トリガー(食事・薬剤・ストレス)の回避で再発を抑制します。
参考文献
- 日本皮膚科学会『蕁麻疹診療ガイドライン 2018年版』