たこ・うおのめ(胼胝・鶏眼)とは?

たこ(胼胝)は圧迫や摩擦で皮膚が局所的に肥厚した広範な角化病変、 うおのめ(鶏眼)は中央に芯を持つ円錐状の角化病変です。 足底や趾先、手の関節部などに生じ、歩行や圧迫で痛みを伴います。
たこ・うおのめはどんな時に疑う?
- 足底や趾先に硬い角質の隆起がある
- 押すと中央の芯が圧迫されて強い痛みが生じる
- 市販パッドや角質軟化剤で改善しにくい
たこ・うおのめの治療は?
<除圧・デブリードマン>合わない靴や歩行習慣を改善し、必要な場合には角質を丁寧に除去します。
<軟膏性ケラトリティック>サリチル酸ワセリンなどで角質を軟化させ自然剥離を促進。
<パッド・インソール>再発予防に足底パッドやオーダーメイドインソールを使用することもあります。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. 市販の角質パッドは有効?
A1. 浅いうおのめには有効ですが、芯が深い場合は専門医で除去するほうが安全です。
Q2. 痛み止めは必要?
A2. 圧迫源を除去すれば痛みは軽減しますが、必要に応じ鎮痛剤を使うこともあります。
Q3. 再発を防ぐには?
A3. 足に合った靴選びとインソール、こまめな足浴・保湿で皮膚を柔軟に保つことが重要です。
参考文献
- 日本皮膚科学会 『皮膚科Q&A「イボとミズイボ、ウオノメとタコ」』