みずいぼ(伝染性軟属腫)とは?

伝染性軟属腫(みずいぼ)は、ポックスウイルス科のウイルス感染で生じる良性皮膚腫瘍です。 直径数ミリのドーム状丘疹が多発し、子どもに好発します。掻破で自己伝播しやすい特徴があります。
みずいぼはどんな時に疑う?
- 数ミリ大のツヤのある丘疹が皮膚に散在
- 中央がへこんだドーム状、軽度のかゆみを伴うことがある
- 同部位を掻くと周囲に広がることがある
みずいぼの治療は?
<除去療法>:ピンセットで摘除、クライオセラピー、スケーリングを行います。
<外用療法>:ベンゾイン亜硫酸ナトリウム軟膏やイミキモドを使用する場合があります。
<自然退縮>:免疫応答で自然消退することも多いですが数ヶ月〜1年かかる場合があります。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. みずいぼは自然に消えますか?
A1. 多くは自然退縮しますが、数ヶ月〜1年程度かかります。
Q2. 家族にうつりますか?
A2. 接触で伝播するため、タオルや衣類の共用を避けてください。
参考文献
- 日本皮膚科学会 『皮膚科Q&A「伝染性軟属腫(みずいぼ)」』