みずむし(足白癬)とは?

足白癬は、白癬菌(トリコフィトン属など)が足に感染し、指間・足底・側面にかゆみ、水疱、亀裂が生じる皮膚真菌症です。 日本人成人の約20%が罹患するとされ、汗や密閉環境がリスクとなります。
みずむしはどんな時に疑う?
- 趾間の皮膚が白くふやけ、ひび割れやびらんがある
- 足底に小水疱が集簇し、破れるとびらんを形成する
- 足底全体が硬化し、亀裂や痛みを伴う
みずむしの治療は?
<外用抗真菌薬>抗真菌薬(テルビナフィンなど)を1日1回塗布(2–8週間)。
<内服療法>重症例や爪白癬では、テルビナフィンまたはイトラコナゾールを内服することもあります。
<生活指導>靴下・靴の乾燥、共有タオル禁止、足洗浄後の十分乾燥を徹底。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. 足白癬はうつりますか?
A1. 直接接触やタオル共有で感染するため、乾燥とタオル共有の防止が重要です。
Q2. 治療期間はどれくらいかかりますか?
A2. 軽症では2–4週間、重症や角質増殖型では2–3ヶ月程度かかることがあります。
Q3. 再発を防ぐには?
A3. 足洗浄後の完全乾燥、通気性の良い靴・靴下の選択で再発リスクを低減します。
参考文献
- 日本皮膚科学会 『皮膚真菌症診療ガイドライン2019』