帯状疱疹とは?

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が神経節内で再活性化して生じる疾患です。 痛みを伴う赤い丘疹が神経分布に沿って帯状に現れ、水疱・かさぶたへと進行します。
帯状疱疹はどんな時に疑う?
- 片側の肋間や顔面などに激しい神経痛性の痛みがある
- 痛みの後、数日で帯状に赤い水疱が出現する
- 水疱がかさぶたに変わるまで伴う強い不快感が続く
帯状疱疹の治療は?
<抗ウイルス薬>バラシクロビル、アシクロビルなどを発疹出現初期から7日間程度内服します。
<鎮痛療法>NSAIDs、神経障害性疼痛薬を併用していきます。
<皮膚ケア>水疱部位は清潔に保ち、二次感染を防ぐ外用抗菌薬を適宜使用します。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. 帯状疱疹後神経痛とは何ですか?
A1. 発疹治癒後も神経痛が残る合併症で、高齢者に多く見られます。
Q2. 治療期間はどれくらいかかりますか?
A2. 抗ウイルス薬は約1週間、痛みは数週間〜数か月続く場合があります。
参考文献
- 日本皮膚科学会『帯状疱疹診療ガイドライン 2025』