掌蹠膿疱症とは?

掌蹠膿疱症は、手掌・足底に無菌性の小さな膿疱が繰り返し生じる慢性炎症性疾患です。
中年女性に多く、喫煙や扁桃炎などの病巣感染が関連するとされ、生活の質を著しく低下させます。
掌蹠膿疱症はどんな時に疑う?
- 手のひらや足の裏に痛みを伴う小さな膿疱が多数出現する
- 膿疱が破れて亀裂や皮むけ、痛みが続く
- 喫煙者に多く、扁桃腺炎や歯科金属などの病巣感染を契機に悪化することがある
掌蹠膿疱症の治療は?
<生活改善>喫煙中止、病巣感染(扁桃炎など)の治療をまず行います。
<外用療法>ステロイド外用薬やビタミンD₃外用薬を塗布します。
<内服・光線療法>漢方/抗菌薬内服、紫外線療法を組み合わせる場合があります。
<生物学的製剤>重症例には生物学的製剤などを検討します。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
参考文献
- 日本皮膚科学会 『掌蹠膿疱症診療の手引き2022』