ほくろ(色素性母斑)とは?

ほくろ(色素性母斑)は、皮膚のメラノサイト(色素細胞)が局所的に増殖してできる良性の色素斑です。 小さな点状のものから数ミリ~1cmを超えるものまで多彩な形・色があり、生まれつきのものや成長に伴い発生するものがあります。
悪性のほくろはどんな時に疑う?
- 急激に大きさや色が変化した
- 境界が不明瞭で形がいびつ
- かゆみ・出血・ただれなどの症状がある
ほくろの治療は?
<経過観察>:良性と判断されれば定期的に写真でモニタリングします。
<切除生検>:悪性が疑われる場合は外科的に切除し、病理検査を行います。
<Qスイッチレーザー>:色調改善を目的に照射する場合があります。
※治療法は担当医の判断で決定いたします。
よくあるご質問
Q1. ほくろはがん化しますか?
A1. 大部分は良性ですが、急激な変化がある場合は悪性黒色腫の可能性もあるため早めに医師へご相談ください。
Q2. 切除後の治療期間は?
A2. 当日施術し、抜糸まで約10~14日、傷跡の改善には数ヶ月かかります。
参考文献
- 日本形成外科学会. 色素性母斑(ほくろ・母斑細胞母斑・黒子)